安曇野に似顔絵を書いて暮らしている後輩がいます。(一緒にタウン誌を作っていた頃の後輩です)その後輩から先日電話がありました。「昨今のコロナの影響はどうですか?」と。「様々なイベントが中止になって制作している印刷物などが次々にストップとなる。本当に困ったよね。」と答えました。似顔絵の彼はネットで注文を受け、それを黙々と自宅兼事務所で作業をしているわけです。完全に今の外出してはいけないという風潮にマッチした仕事です。テレワークどころか完全在宅勤務です。「いいなあ。誰にも会わないで仕事が完結するなんて、素晴らしいよ。人間の鑑だねえ。」と言うと彼は「家を出なくてもいいのは良いのですが、こんな風潮なので仕事も入ってこないのです。こんな情勢の中、似顔絵ってどうしても今すぐ必要なものではないのでしょうね」と返事。家のローンも抱えて、確か子供も三人ほどいたと思われる、彼の生活もいきなり困難を極めてきたようです。子供たちはいっちょまえの口は持ってるけど、一人前ではないようなのです。某お店で◯◯円以上お買い上げの方手作りマスクプレゼントとキャンペーンしたところ、すごい評判でお買い上げの商品はどうでもいいから手作りマスクが欲しいと言われたことを何気なく彼に伝えると、手作りマスクかあ、マスクに似顔絵でも描こうかなあ、と少し元気が出たようです。はたして似顔絵マスクは誕生するのでしょうか?